記憶術講座 記憶イメージ・キャラ記憶術の達人は漫画、ダジャレ好き?
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 記憶術|高山メソッド《インタヴュー&レクチャー》

記憶術の達人は漫画、ダジャレ好き?


記憶術は必ずできると信じること

佐々木 記憶術には個人差があるとおっしゃいました。スポーツの個人差なら、体力とか運動神経などの違いだとわかるのですが、記憶術の場合、その分かれ目はどこにあるのですか?

高山 難しい質問ですね。少なくとも理科が得意だからとか、国語の成績がいいから記憶術も早く高いレベルに達するというようなことはありません。
 昔から「好きこそものの上手なれ」といいますね。いちばんいいのは、記憶術の覚え方を面白いと感じることです。少なくとも、つまらないとか馬鹿馬鹿しいと思わないことですね。これは記憶術に限らないことですが…。

 記憶術を信じることが大切……なんて言うと、宗教みたいになってしまいますが、スポーツだって同じでしょ。この練習をまじめにやれば、必ずうまくなる。そう信じてトレーニングをするから、サッカーとかバレーボールや水泳でも、上達していくわけです。はじめは体力がなくても、やっているうちについてくる…。
 記憶術も、「想像力が弱いから」なんていわずにトレーニングしていれば、1レッスンごとに自分の想像力の成長を実感できます 。

漫画の好きな人は記憶術の素質がある

 だれでも記憶術ができるようになる、ということはよくわかりました。でもやっぱり、記憶術が早く上達する素質を持った人はいるでしょう?

 素質とか才能というものは、自分の興味を持ったことに並外れた集中力を発揮できる資質だと思うのです。
 記憶術を好きになれといっても、意思の力だけで好きになれるわけではありませんね。記憶術を始めから面白いと感じるには、潜在的な資質があるようです。

 その一つが“視覚人間”です。耳で聞くよりも目で見るほうが好きな人。テレビやテレビゲーム、漫画、映画、写真、絵画など視覚的な娯楽や芸術を好む人は、イメージを描く力が強いので、ちょっと練習すればすぐに上達する可能性が高いですね。

 特に漫画好きの場合は、あまり読書をしない人が多いので、勉強の面ではマイナスですが、記憶術では大きなプラスになります。漫画は文字よりも絵のほうでストーリーを追っていきます。そのうえ、表現がオーバーで、「マンガチック」ということばがあるくらいストーリーもばかばかしいものが多いですね。記憶術ではこの漫画的なセンスが、イメージ作りに生きてくるのです。

ダジャレ好きも記憶術の才能がある

 視覚的なこと以外で、記憶術にとってプラスになる資質はありますか?

 その他にもいくつかありますが、中でも言葉遊びの好きな人は記憶術に有利です。
 たとえば、ダジャレの好きな人は、音感的な連想力にすぐれた人です。ダジャレはおやじギャグなどとばかにされますが、ちょっと苦しいダジャレを連発するくらいのほうが記憶術に向いているかもしれません。記憶術では、自分だけわかればいいのですから…(笑)

 それから、クロスワードパズルや漢字パズルなど、ことばに関係したパズルが好きな人も記憶術に向いています。子供の頃、しりとり遊びが大好きだった人も、記憶術の才能があるかもしれません。
 ある言葉から他の言葉を連想する能力はだれでも備わっていますが、それが好きな人は「イメージ変換法」という記憶術のテクニックに習熟する可能性が高いですね。

暗記が苦手な人、空想を楽しめる人…

 その他に記憶術習得に有利に働くことはありますか?

 これは最初に挙げるべきだったかもしれませんが、暗記が苦手な人。つまり、他の能力にくらべて記憶力が弱いと思っている人は、それだけ記憶術を必要としているわけですから、モチベーションが高くなります。

 それから空想を楽しめる人も記憶術に向いています。漫画家とか小説家、シナリオライター、演出家などの創造的な仕事をしたいと思っている人は、空想を仕事にするわけですから、さらに記憶術の達人になる資質があるかもしれません。

 最後に、新しいことにチャレンジしようという精神の持ち主は、これまで言ったことに当てはまらなくても、記憶術が使えるようになります。

「記憶術がすぐ身につくのはこんな人」のまとめ
・記憶術のやり方を面白いと感じる人
・テレビや漫画、テレビゲームが好きな人
・絵画、写真、映画などの視覚的な娯楽、芸術が好きな人
・ダジャレやクロスワードパズルなど、言葉遊びの好きな人
・新しいことに積極的に取り組む精神を持っている人
・空想を楽しめる人
・暗記が苦手だという意識を持っている人

 次からは記憶術に関してのうんちくコーナーです。

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