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記憶術―イメージと語呂合わせ |
記憶術と「これまでの便利な記憶法」との違い
| 佐々木 記憶術が途方もない効果をもたらすらしいことはわかったのですが、ひと言でいうとどんなものですか? これまでの「便利な記憶法」との違いがよくわかりません。 |
高山 「記憶術をひと言で」ですか? 難しい質問ですね(笑)。
普通の記憶の仕方を「自然な記憶法」と呼ぶとすれば、記憶術は「人為的記憶法」ということになります。もう少しわかりやすく言えば、記憶術は「記憶テクニックを使った記憶法」です。
ちなみにキオテックという社名は、その「記憶テク」をもじったものです。
分解すれば覚えやすくなる
| なるほど、社名まで語呂合わせになっていたのですね。語呂合わせも記憶術ですか? |
広い意味では語呂合わせも記憶術の一種といえます。
たとえば2の平方根(1.41421356…)を、「一夜一夜に人見頃(ひとよひとよにひとみごろ)」と覚えるのが語呂合わせ記憶法ですね。ただし、この場合は語呂合わせをしなくても数字をこのように分解してみると、覚えやすくなります。
1414・213・56
√2は1.5より少し小さいことはすぐに見当がつきますから、1414を覚えるのは簡単です。次の213は123が少し入れ替わっただけ。そして4はもう2回も出てきたので、飛ばして56と続く、と覚えればよいわけです。
どんなことでも、「分解すれば覚えやすくなる」のは基本です。記憶術でもその原理は頻繁(ひんぱん)に利用します。
歴史年表の語呂合わせは原始的記憶術
| 数字の語呂合わせでは歴史年表の覚え方も有名ですね。 |
1789年フランス革命を「火縄くすぶるバスティーユ」と覚えるような方法は、私たちの受験時代から受験雑誌や参考書によく載っていました。
歴史年表記憶法は七五調になっているため、調子よく覚えられるという利点があります。でも私は子供の頃から、言語的な記憶力にはまったく自信がなかったので、こんなフレーズをいくつも覚えるなんて、最初からやる気を失っていました( 笑)。
古典的な歴史年表記憶法は、ことばに関してはテクニックを何も必要としない機械的暗記を要求していますから、記憶術としてはかなり原始的です。
でも、語呂合わせそのものは記憶術でも重要なテクニックの一つです。
ニュートンとりんごと記憶術
| では記憶術はどこが違うのですか? |
記憶術はイメージを頭に描くのが特徴です。
たとえばニュートンといえば万有引力の発見が有名ですね。ニュートンは「りんごが木から落ちたのを見て、万有引力を発見した」ということになっています。うまくできすぎた話ですが、あの真っ赤なりんごが落ちるのを見るニュートンのイメージが頭に焼きつき、人々の心に記憶されるのに役立っています。
記憶術は、ニュートンとりんご(=引力)のような関係を頭に描いて覚える方法です。言葉そのものを暗記するのではなく、心に残るような視覚的イメージを描くのです。
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「記憶法から記憶術へ! 語呂合わせとイメージ」のまとめ |


★記憶術―イメージと語呂合わせ
