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記憶術には7つの効果がある! |
記憶術なら一度に100項目を暗記
| 佐々木 記憶術のいちばんのメリットは、早く覚えることですか? |
高山 暗記すべきことをよりスピーディに覚えることは記憶術の特長の一つですが、いちばんのメリットとはいえません。
あとでじっくり説明しますが、記憶術は「覚える技術」というよりは「思い出す技術」なんです。絶対に忘れない覚え方を追求していった結果、記憶術が生まれたのですから。
効果の大きさからいえば、一度に大量暗記できることが記憶術のいちばんの特長です。普通の暗記法では5個から10個くらいの暗記項目を繰り返しながら覚え、それを覚えたら次に進むという具合に、少しずつ暗記していくしかありません。ところが記憶術なら、30~100項目くらいを一度に覚えてしまうことができます。
記憶術は面白いので疲れない
| そんなにたくさん頭に詰め込んでも忘れないんですか? 頭も相当疲れるはずですが…。 |
短時間の暗記は集中力の強さと持続力にかかっています。だから普通は頭が疲れるわけですが、記憶術の場合は覚え方が面白いので、あまり努力しないで集中できるんですね。だから脳も疲労を感じない。楽しいことに熱中しているときは疲れないでしょう? 記憶術はそれと同じです。
大量の暗記項目をよりスピーディに、より確実に覚えて、しかも疲れない。記憶術は魔法の技術なのです。
脳の使い方を変えて、記憶を長期定着させる
| 記憶術は「一度覚えるともう忘れない」とどこかに書いてあったような気がするのですが、本当ですか? |
それは真っ赤なウソです。多分それを書いた人は、ウソになるとわかっていて書いたか、それとも記憶術をやったことがないかのどちらかでしょう。
人間の脳は忘れるように設計されています。一度覚えたことが忘れられなくなったら、きっと頭が混乱して気が変になるはずです。だから、それを防ぐシステムが脳には備わっているのです。
記憶術は脳の使い方、いわばソフトを変えるのであって、脳というハードに変わりはありません。記憶したことはいつか必ず忘れます。母国語だって外国に移住して長い間使わなければ、話せなくなることがあるくらいですから。
だから、重要なことは忘れる前に思い出して、記憶の再入力を繰り返す必要があるわけですね。今までの暗記法では、記憶を長期に定着させるために、頻繁(ひんぱん)に復習しなければなりませんでした。記憶術では、一度でしっかりと記憶が定着するので、記憶確認のための復習の回数を大幅に減らすことができます。
記憶術は覚えづらいものほど威力を発揮。
ど忘れ防止対策にも
| そのほかに、記憶術の効果として何かありますか? |
覚えづらいものほど記憶術の効果が高まるということがあります。
たとえば初めて聞く外国人の名前や地名、化学物質名、難解な法律用語などは、一度覚えたつもりでも思い出そうとするとなかなか出てきません。そんなややこしい単語こそは、記憶術が喜ぶ分野なのです。繰り返し唱えたりしなくても、一発で覚えられます。
数字や公式の記号など無味乾燥なものも、覚えるのが難しいものです。でも、これこそ記憶術ならではのテクニックで、やはり繰り返し唱えることもなく覚えられます。
それから、知っているのにど忘れして思い出せない、というようなことがありますね。そんなときも、記憶術は抜群の効果を発揮します。先ほども言ったように、記憶術は「思い出す技術」だからです。
せっかく参考書を丸暗記しても、必要なときにすらすらと思い出せなかったら何もなりません。記憶術はややこしい事柄でも、忘却率が非常に低くなるのが特長です。
記憶術で集中力と想像力(創造力)もアップ!
| 記憶術ができるようになると、記憶力以外の頭もよくなりますか? |
記憶術ができたからといって、機械的な単純記憶力が向上するわけではありません。記憶術は、これまで暗記には意識して使わなかった能力を使うのです。つまり、イメージをつかさどる右脳や、意欲とか想像力をつかさどる前頭葉を使って、大脳全体を有機的に働かせるわけですね。だから、記憶術をトレーニングすることは、結果的に頭をよくすることになります。
そのため、記憶術をやると自然に勉強に対しての集中力がつきます。また想像力(創造力)が、イマジネーションとクリエーションのどちらも向上します。
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「記憶術には7つの効果がある」のまとめ |


★記憶術―7つの効果
